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Re: 謹賀新年

投稿者: Manuke 投稿日:
To ココットさん
> あけましておめでとうございます。
> 今年もよろしくお願いします。

あけましておめでとうございますー。

> 最近はまったくノベル系からご無沙汰していましたので、気分はすっかり浦島太郎状態です。
> ちょうどノベルゲーム(サウンドノベルとか、ビジュアルノベルとか)の黎明期に居合わせた自分としては、
> やっぱり「弟切草」とか「かまいたちの夜」とか。
>
> 「雫」と「痕」とか、「ONE」と「KANON」とか、その辺がすでに最高傑作にして完成形の頂点だと思うわけです。

『弟切草』は確かにインパクトありましたね。
文章を読ませることに特化したという点で斬新でした。無茶な展開も多かったですけど(笑)

ノベルゲームでマジ泣きしたのはPS版『ToHeart』のマルチが初めてでした。
私も今のところ『Kanon』を超える感動には出会っていませんが、ある程度このタイプの
ゲームに慣れてきたというのはあるかもしれません。

最近では『夏空カナタ』が少し心の琴線に触れるものがあったので(あんまし世間の評
価は高くないですが(^^;))、SSを久しぶりに書きたくなりました。

> でも最近のみなさんは、やっぱり「FATE」とか「CLANNAD」最高!から入られたのだろうな、
> と思うと幾許かの寂寥感を感じてしまいます(笑)

あはは。
『Fate』は個人的にちょっと合いませんでしたが、ノベルゲーム界に与えたインパクト
は大きかったですからね。
次に話題作が出てくるのはいつになるか、楽しみです。

> そんな訳で、ちょうどピンポイントな時期に、上記の古典的名作に触れられた事は、
> とても良かったと感謝することしばしなのです。

10代前半辺りにSFの洗礼を受けるとSFマニアになるとか聞きますね(^^;)

> 10年前は里村先生のわっふるが共通言語でした。
> それからイチゴジャムを経て、お米券からヒトデへ。

山葉堂ですか。懐かしいですー。
『Fate』はそういうネタになりそうなものはなかったのかな?
(SSは読んでないので分かりませんが)
『月姫』だと、シエル先輩のカレーがありましたっけ(^^;)

> Manukeさん、今年もよろしくお願いします!

はーい。こちらこそ、よろしくお願いしますね。

謹賀新年

投稿者: ココット 投稿日:
Manukeさん
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

最近はまったくノベル系からご無沙汰していましたので、気分はすっかり浦島太郎状態です。
ちょうどノベルゲーム(サウンドノベルとか、ビジュアルノベルとか)の黎明期に居合わせた自分としては、
やっぱり「弟切草」とか「かまいたちの夜」とか。

「雫」と「痕」とか、「ONE」と「KANON」とか、その辺がすでに最高傑作にして完成形の頂点だと思うわけです。

でも最近のみなさんは、やっぱり「FATE」とか「CLANNAD」最高!から入られたのだろうな、
と思うと幾許かの寂寥感を感じてしまいます(笑)

そんな事に想いを馳せるにつけ、やっぱりプレイする適齢期というかタイミングという
ものがあると思います。

元々これは読書で言われることですが、子供の時に読んだ名作文学と大人になって読んだ
時の名作文学とでは、印象も吸収内容もまったく違うものになるそうな。

そんな訳で、ちょうどピンポイントな時期に、上記の古典的名作に触れられた事は、
とても良かったと感謝することしばしなのです。


10年前は里村先生のわっふるが共通言語でした。
それからイチゴジャムを経て、お米券からヒトデへ。

10年後は何がこの世界の共通言語となっているのでしょうね。


とりとめのない述懐になってしまいましたが、
年始のご挨拶でした。



Manukeさん、今年もよろしくお願いします!

この町に、勝利を

投稿者: Manuke 投稿日:
京都アニメーション版『CLANNAD~AFTER STORY~』DVD第1巻を入手しました。
いよいよ『CLANNAD』本編たるアフターが始まりましたねー。

第1話は、やってくれました草野球編!
風子が出られない(シナリオこなしちゃいましたから、さすがに出せない(^^;))ため、
代打としてことみが出場ですが、特に違和感はありませんね。
原作でもコミカルかつテンポの良いエピソードですけど、アニメも30分ながらとても奇
麗に纏めてくれました。
美佐枝さんの「(ピーッ)歳」ネタがなかったのはちょっと残念ですが、あそこは風子
の台詞が重要(?)なので仕方ないかも(^^;)

第2話からは、春原兄妹シナリオが開始のようです。
芽衣ちゃんの「おにいちゃん」攻撃は絵が動く分原作よりもインパクト強いです(笑)
春原の暴走も楽しいですね。
サッカー部関連の部分は次巻に続く模様。

ちょっとキャラデザインが学校編と若干違うようにも感じるのですが、気のせいかな?
いずれにしても、何気ない横顔の構図なんかも丁寧で好感が持てます。
アフター即突入ではなく、学校編の取りこぼしエピソードを拾っていくみたいですけど、
どんな風に進んでいくのか期待大です。

光学メディアとかHDテレビとか

投稿者: Manuke 投稿日:
To apaslothyさん
> PC上でのHDDインストールしたゲーム環境に慣れてしまうと,家庭用機の光学メディアでの
> レスポンスの悪さはどうしても気になってしまう場合が多いですね。

そうなんですよね。
まあ、テープの時代なんかと比較したら天と地の開きなんですが(^^;)、光学メディアは
速度の点で不利ですね。あと、高速回転するものはうるさいし。
PSPのUMDなんかも相当に遅いので、DSと比較するとストレスを感じてしまいます。
(PSP-2000以降のキャッシュで改善されたかもしれませんが)

> といっても最近は,PS3なら主要データはHDDインストール可能なゲームも多いし,XBOX360
> なら先日のアップデートで全DVDデータをHDDインストール出来るようになったので,あまり
> 気にならなくなっています。

XBOX360は全てインストール可能なんですか。それは良いかも。
でも、ウチはまだテレビがSDなので、XBOX360なりPS3なりを買う前にそちらを用意しな
ければいけませんです(^^;)
20インチクラスがもっと安くならないかなー。

PS2のゲーム

投稿者: apaslothy 投稿日:
PC上でのHDDインストールしたゲーム環境に慣れてしまうと,家庭用機の光学メディアでの
レスポンスの悪さはどうしても気になってしまう場合が多いですね。
といっても最近は,PS3なら主要データはHDDインストール可能なゲームも多いし,XBOX360
なら先日のアップデートで全DVDデータをHDDインストール出来るようになったので,あまり
気にならなくなっています。
PS2にもHDDはありますけど,対応ソフトが少ないのであまり嬉しくないような。
XBOX360のようなHDDインストールができれば,喜ばれると思うのですが.....

むげんのなみは わだつみのこどう

投稿者: Manuke 投稿日:
『アオイシロ』PC版が届きましたー。
実はPS2版は一回バッドエンドに到達してから放置状態です(^^;)
PS2のレスポンスが良くなくて、何だか億劫になってしまったので……。
(『アカイイト』のときは特に苦にならなかったのですけど)
やっぱりPCでプレイした方がさくさく動いていいですね。
内容が悪いと感じたわけではないので、今度は積まずにちゃんとプレイしたいです(^^;)

# これを機会に、『アカイイト』のPC版も出ないかな……。

バリントン・J・ベイリー氏、永眠

投稿者: Manuke 投稿日:
数々のの奇想天外なSF小説で知られるイギリスSF作家バリントン・J・ベイリー氏が、
去る10月14日に大腸がんの合併症により亡くなられました。享年71。

無数のガジェットを詰め込んだ世界設定に宇宙規模の危機を絡めるジャンル、ワイドス
クリーン・バロックで多数の怪作を生み出された方です。
常識に囚われず想像の翼を広げたベイリー氏の作品は、良い意味で馬鹿馬鹿しい設定で
満ちあふれています。

『カエアンの聖衣』を知人に勧められて読んだとき、そのあまりの破天荒さに読後しば
らく呆然となりました。
SFには多数のジャンルが存在しますが、「ワイドスクリーン・バロックこそがSFの本質」
と仰る方も少なくありません。ベイリー氏の奇抜でパワフルな作品を読むと、さもあり
なんと感じさせられます。

ユニークな物語をありがとうございました。
安らかにお眠りください。

X88000バージョンアップ

投稿者: Manuke 投稿日:
久々にX88000をバージョンアップしました(Ver. 1.4.0)。
実に6年ぶりです。一応メインコンテンツなので、もっときちんとメンテしないといけま
せんよね(^^;)

内容は現行の環境への対応がメインなので、それほど大きくは変わりません。
(内部は結構大改装だったりしますが(笑))
一応目に付くところとしては、

・apaslothyさんのご提供くださったPCG-8800及び海外版モード
・フロッピーのフォーマット(WRITE IDコマンド)
・Peterさんが実装された英語版X88kを参考に、ユーザーインターフェースを日本語/
 英語切り替え可能に
・CPU負荷軽減

といった辺りでしょうか。

Windows版は今回からXP及びVistaが正式対応となり、逆にWin95は非対応となります。
(Win95非対応はコンパイラをVC2005へ変更したためで、VC6またはBCCでソースからコン
パイルし直せば対応版を作成可能)
VC6は最適化バグ等の問題を抱えている古いコンパイラですし、何よりVC2005の方が1割
以上も生成コードが速いというのが移行の決め手になりました。
なお、Vistaのフルスクリーン時、Altキーを押すと時たまメニューバー部分にゴミが残
ってしまうことがありますが、気にしないようにしましょう(^^;)
(OSがダイレクトに画面を書き直すため、タイミングが拾えないことがあるので……)

Linux版はGTK+2.0(2.8以降)への対応がメインですね。
GTK+2.0では文字エンコーディングを3種類(UTF-8/ファイルシステム/ロケール)区別
しなければならないのが異常に大変でした(^^;)
全てUTF-8で統一されることの意義を実感しましたです。

※『C.H.A.O.S.』の方では内部はほぼShift_JISだったので楽でしたが……。

今回のX88k更新に伴い、Z80エミュレータライブラリも更新しました(Ver. 5.0.0)。
GCC4がかなりクセのあるコンパイラなので、正常にコンパイルできるように持って行く
のが結構面倒でした。
また、整数型をBYTE/WORD/DWORDからuint8_t/uint16_t/uint32_tへ切り替えました。こ
ちらが主流になっていくと思われますので。

あと、ついでに工事中のまま放置状態だったZ80エミュレータの解説ページも、一応完成
させましたー。
多分需要はないと思いますけど(^^;)

The Lights in the Sky Are Stars

投稿者: Manuke 投稿日:
 頭上には、遠くの遠くにくらめく光――満天の星だ。あまりに遠くて、行きつくことができないと言われている。その星だ。が、嘘だ。きっと行ける。ロケットで行けないとしたら、他の何かで。

  Overhead and in the far distance the lights in the sky are stars. The stars they tell us we can never reach bacause they are too far away. They lie; we'll get there. If rockets won't take us, something will.

    *    *    *

 トレジャー・アイランドに電話をかけて、技術部長のロリイ・バースティーダーを出してもらった。かれの声が聞こえてきたので呼びかけた。
「マックスだよ、ロリイ。景気はどうだい?」
 かれは言った。「どのマックスだね?」
「おれさまだよ」とわたしは教えてやった。
 ロリイは吠えた。「マックス――アンドルーズ! こん畜生め、去年じゅうどこをほっつきまわってた?」

  I phoned Treasure Island and asked for the head mech, Rory Bursteder. His voice come on and I said, "This is Max, Rory. How's everything?"
  He said, "Max who?"
  "Max No Difference," I told him.
  Rory roared, "Max Andrews! You son of a bitch you, where you been the last year?"

    *    *    *

「それにパパは、でたらめの、ろくでもない番組だから、見る価値もないって言うんだ。でも、見させてはくれる。伯父さんも、でたらめの、ろくでもない番組だと思う?」
「伯父さんは知らない。見たことがないから。でも、でたらめの、ろくでもない番組だとしても、それを見てると坊やはロック・ブレイクみたいに星まで飛んでいってみたくなるんだろ? だったら、やっぱりいい番組さ」
「そうだよ、ね? ぼくもそう思うんだ。それにキャプテン・スペースの冒険だって……凄かったよ、今日は。ライオンみたいな頭をした緑色のやつらと喧嘩するとこ。ええと、その星はね、シリ――シリ……」
「シリウスかい?」
「そう、そう、シリウス。伯父さん、その星には、ほんとにあんな緑色の宇宙人がいるの?」
 わたしは思わず頬をくずした。「教えてやろうか、坊や?――どこへ行ったらそれが本当かどうかわかるか」
 わたしは空にひときわ燦然と輝く星――あらゆる星の中で最も明るい光を放つシリウスを指さしてみせた。

  "And he says it's a punk, junky program for me to watch, but he lets me watch it. Do you think it's a punk, junky program?"
  "I don't know, Billy. I've never watched it. But whether it's punky-junky or not, if watching it makes you want to go out to the stars like Rock Blake does, then it's a good program for you to watch."
  "Gee, I think too, Uncle Max. And the Captain Space program too. Gee, this afternoon he was fighting with green people with heads like lions on a plan-net of Sir--Sir--"
  "Sirius?"
  "That's it, Sirius. Do you think there are really green people like that up there?"
  I grinned at him. "I'll show you where you can go to find out, Billy."
  And I pointed out Sirius to him, the brightest star in the sky.

※"Martias and Madness"収録の"The Lights in the Sky Are Stars"(Fredric Brown氏作)及び、ハヤカワSF文庫『天の光はすべて星』(田中融二氏訳)より引用

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『天の光はすべて星』復刊版が届きました。
再読して、やっぱり涙を流さずにはいられません。

六十歳を目前にした、バイタリティと有能さを備えながらもどこか子供のやんちゃさを
感じさせる男性マックス・アンドルーズ。
星を追いかけ続ける彼の、熱く、狂おしく、そして切ない物語です。
もし本屋さんで見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。

『天の光はすべて星』復刊決定!!

投稿者: Manuke 投稿日:
長らく絶版となっていた、奇才フレドリック・ブラウン氏の名作SF『天の光はすべて星』
が、遂に復刊されることになりました!

http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=2766&tr=s

思わず3冊注文しちゃいました。保存用・閲読用・布教用でしょうか(^^;)
宇宙に特別な思い入れのない人からは今一つ共感が得られにくい面はあるようなのです
けど、個人的にはトップクラスの愛読書ですねー。
今、復刊される表紙のサムネイルを見ていただけで涙ぐんでくるぐらいに(笑)
(読んだことのある方には分かっていただけると思いますが……)
宇宙とロケットに取り憑かれた一人の男性の、狂おしいほど切ない物語です。
もし興味がおありでしたら、ぜひ読んでみてください。