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X88000バージョンアップ

投稿者: Manuke 投稿日:
久々にX88000をバージョンアップしました(Ver. 1.4.0)。
実に6年ぶりです。一応メインコンテンツなので、もっときちんとメンテしないといけま
せんよね(^^;)

内容は現行の環境への対応がメインなので、それほど大きくは変わりません。
(内部は結構大改装だったりしますが(笑))
一応目に付くところとしては、

・apaslothyさんのご提供くださったPCG-8800及び海外版モード
・フロッピーのフォーマット(WRITE IDコマンド)
・Peterさんが実装された英語版X88kを参考に、ユーザーインターフェースを日本語/
 英語切り替え可能に
・CPU負荷軽減

といった辺りでしょうか。

Windows版は今回からXP及びVistaが正式対応となり、逆にWin95は非対応となります。
(Win95非対応はコンパイラをVC2005へ変更したためで、VC6またはBCCでソースからコン
パイルし直せば対応版を作成可能)
VC6は最適化バグ等の問題を抱えている古いコンパイラですし、何よりVC2005の方が1割
以上も生成コードが速いというのが移行の決め手になりました。
なお、Vistaのフルスクリーン時、Altキーを押すと時たまメニューバー部分にゴミが残
ってしまうことがありますが、気にしないようにしましょう(^^;)
(OSがダイレクトに画面を書き直すため、タイミングが拾えないことがあるので……)

Linux版はGTK+2.0(2.8以降)への対応がメインですね。
GTK+2.0では文字エンコーディングを3種類(UTF-8/ファイルシステム/ロケール)区別
しなければならないのが異常に大変でした(^^;)
全てUTF-8で統一されることの意義を実感しましたです。

※『C.H.A.O.S.』の方では内部はほぼShift_JISだったので楽でしたが……。

今回のX88k更新に伴い、Z80エミュレータライブラリも更新しました(Ver. 5.0.0)。
GCC4がかなりクセのあるコンパイラなので、正常にコンパイルできるように持って行く
のが結構面倒でした。
また、整数型をBYTE/WORD/DWORDからuint8_t/uint16_t/uint32_tへ切り替えました。こ
ちらが主流になっていくと思われますので。

あと、ついでに工事中のまま放置状態だったZ80エミュレータの解説ページも、一応完成
させましたー。
多分需要はないと思いますけど(^^;)